INAZUMA-VOICE|Vol.6:天才少女と呼ばれた孤高の戦士 魅津希インタビュー①

INAZUMA-VOICE|Vol.6:天才少女と呼ばれた孤高の戦士「魅津希」インタビュー①

魅津希
個人的な思い出話で恐縮だが、DEEPJEWELSが旗揚げしたばかりの頃、当時天才少女と呼ばれていた魅津希選手の試合を、初めて見る機会に恵まれた。
まだ若干19歳の、あどけなさが残る外観とは裏腹な、リング上での眼光・顔つき、そして何よりその技術・強さに魅了された。
いつか女子選手にもスポットが当たる時代が来て、地上波で魅津希選手の試合が流れて、日本中がびっくりしている様子を見てみたい!―そんな事を思いながら、DEEPJEWELSを見ていた記憶がある。

日本で女子選手の試合が注目を浴びるようになったのと、ちょうど入替に海外を主戦場にするようになった魅津希選手の声を久しぶりに聞いたら、ひと皮むけた自立した若者になっていた。
INAZUMA-VOICE|Vol.6は、天才少女と呼ばれた孤高の戦士「魅津希」選手を独占インタビュー。

魅津希(みづき、1994年8月19日生)
愛知県出身。元DEEPJEWELSストロー級王者。総合格闘技だけでなく、シュートボクシング、キックボクシングにも積極的に参戦し、若干10代でありながらその卓越した打撃・グラップリングの技術から、「天才少女」と呼ばれる。現在はINVICTAを主戦場としている。7月にアメリカのセラ・ロンゴ・ファイトチームへ移籍。11月16日(金・現地時間)米国オクラホマ州で開催される『InvictaFC32』にて、元UFCファイターであるヘザー・ジョー・クラークと対戦することが発表された。
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ジャンジィローバ選手とやって、フィジカルの差を感じた


―ジム移籍の発表はビックリしました。移籍する話は、いつ頃から考えていらっしゃったのでしょうか?
魅津希:考えていたのは、前回のタイトルマッチでヴィルナ・ジャンジィローバに負けてから、ちょっと考えるようになりました。

―日本には全然帰って来ていないようですが、ホームシックみたいなのは大丈夫なのでしょうか?
魅津希:そうですね、今こっち来てまだ2ヶ月なんですけど、ホームシックにはなっていないです。シュウさん(シュウ・ヒラタさん)家にホームステイみたいな感じなんですけど、(佐々木)憂流迦さん夫婦と一緒に住んでいる感じですかね。

―新婚の憂流迦さん夫婦と一緒という事で、気まずく無いんですか?(笑)
魅津希:すごく仲良くさせてもらっています(笑)。ご飯とか一緒に食べるので。

―ここだけの話だから言える憂流迦選手夫婦の話とかありますか?実はよくケンカするとか(笑)。
魅津希:全然そんな事ないです(笑)、すごく仲いいですよ。コントみたいな会話をよく繰り広げています(笑)。面白いです、見ていて。

―そうでしたか~。アメリカに数多くジムある中で、何故セラ・ロンゴ・ファイトチームを選んだのでしょうか?
魅津希:色々なジムがある中で、UFCファイターが多く、私に足りてないレスリングの部分が強化できるジムだと思ったのが1つあります。打撃よりレスリングが上手い方が多くいるので、自分のレベルアップには最適かと思いました。

それと2つ目はこのジムに限った事ではないと思うんですが、アメリカのジムってキックの先生だったり、MMAの先生だったり、柔術の先生だったり、フィジカルの先生だったりが色々いると思うんですけど、それぞれの分野のトップの選手に習ってみたら、もっと伸ばす事が出来るんじゃないかと思って。で、フィジカルも強化したい部分があったので、それで今トニー先生って言うフィジカルを強化する方についてもらっているんです。

―なるほど、なるほど。魅津希選手、割とよく喋るんですね(笑)。
魅津希:アハハハハハ(笑)。違いますよ、喋れるようになったんです!(笑)。コンビニとかでバイトしてから、よく喋るようになったんですよ~。色んな人とコミュニケーション取っていく中で、能力がつきました(笑)。

―いいバイトをしましたね(笑)。話を練習の方に戻しますが、レスリングとフィジカルという話が出ましたが、INVICTAで試合をしてみて、その辺り強化しないと厳しいなって感じたんですね?
魅津希:今までINVICTAで試合して来て、凄いフィジカル負けした!っていうのは無かったんです。

力の部分で劣っているという部分はあるのかも知れないけど、あまり気にしていなかったというか、あまり差を感じていなかったんですけど、ジャンジィローバ選手とやった時はそれを一番強く感じて、「あ、パワーが全然違うな」と思ったのが1つあります。寝技も対応出来ると思ってたんですけど、ずっと上を取られつづけていたので。引っくり返せそうな部分もあったんですけど、なかなかうまく行かなくて、技術もあったんですけど、技術とパワーで負けたなって感じて、そこから考えましたね。

持ち味である、スタミナは落としたくない


―なるほど。2ヶ月間そちらでやってみて、成果みたいなものは感じますか?
魅津希:2ヶ月だと、フィジカルの部分はまだ分からないんですけど、レスリングが毎回週に1回か2回クラスがあって、UFCファイターのアルジャメイン先生がクラスを持って、1時間くらい教えてくれるんですね。それで倒し方だったり力の使い方だったりを教えてもらっていて、知らなかった技術を自分のものに出来るかどうか、スパーリングの中で試しているって感じです。なので、自分のものに出来たら力がついたのかなー、って実感があると思うんですけど、まだ分からないって感じですね。


―まだ色々試している最中って事ですね。よく日本人選手がアメリカのジムに行くと、日本のようにあまり追い込むような事をしない、って聞きますけど、実際どうなんでしょうか?
魅津希:今試合2ヶ月前なんで、今から多分追い込みが入るんですけど、そうでない時はみんな楽な感じで動いていて、本当に技術を学ぶみたいな感じですかね。でも、もしかしたら違う時間にやっているのかも知れないんですけど、あんまり追い込んでるみたいなのが無いんですよ~。

―あー、そうなんですねー。
魅津希:スタミナが落ちるのかな、という部分はちょっと思ってるんですよ。私の持ち味って、スタミナの部分が結構あると思うんです。

それは崩したくないので、たまに一人でやったりしてるんです。やっぱり落としたくないです、スタミナは。その点、日本では山口先生に追い込んでもらっていたのですが、そういう人がいないんですよ。なので、一人で追い込むには限度があって、先生がいたからこそ、白心会にいたからこそ出来た練習だったので、そこはちょっと考えなきゃいけないな、っていうのはありますね。

―では、これから試合に向けて追い込み時期になって来たら、ジムの練習をやりながら、自分で考えながら調整していく感じになるんですかね?
魅津希:そうですね、まだちょっと分からないですけど、追い込んでもらうなり、弟に活を入れてもらうなりして、助けてもらおうかなと思っていますね。



インタビュアー:平田 真徳 / photo:JUN


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