大原樹理（おおはらじゅり）KIBAマーシャルアーツクラブ所属。
1990年11月2日生まれ。東京都出身のAB型。好きな格闘漫画：オールラウンダー廻。
RIZIN24では矢地祐介と対戦。激しい打撃戦を制し見事勝利を収めた大原樹理選手にRIZIN24で勝利を引き寄せた「勝利のエレメント（要素）」を取材した。
【大原樹理｜RIZIN24「勝利を引き寄せたエレメント」】
・1話目：「大原樹理」が分かる１２の質問
・2話目：大原樹理｜RIZIN24「勝利を引き寄せたエレメント|準備期間編」
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最終話となる3話目「勝利のエレメント｜結論編」では、
- 試合当時「感情の変化」
- 勝利を引き寄せた「勝利のエレメント」
- あと１試合しか出来ないなら「誰と闘いたい？」
など、RIZIN24「矢地戦」を徹底分析。勝利のエレメントを導きだし、今後の展望も伺った。
さっそく確かめてみてほしい。
※動画で見たい方はこちらをクリック
【大原樹理インタビュー3】RIZIN24で「勝利を引き寄せたエレメント|結論編」【INAZUMA-VOICE｜Vol.8#3】
RIZIN24-試合当日-
吉村：試合当日「起きた時の感覚」はどうでしたか?
大原：それはねー「あー起きちゃったなぁ」って言う感じです。
吉村：それは緊張感から来る感じですか？
大原：「あー試合しなきゃいけないんだなぁ」って言う。
吉村：「ヨッシャーやるぞー！」と言うよりは
大原：あー「起きちゃったなぁ」って言う。
吉村：それは毎回ですか？
大原：毎回です。
吉村：そうすると、それは嫌な予感がするとかそういう事ではない？
大原：はい。
吉村：その状態からどの辺りで「スイッチ」が入るんですか？
大原：（少し考えて）…入場曲がかかる時（苦笑い）
吉村：かなりギリギリまで「若干嫌だなぁ」って言う気分なんですね？
大原：うなずく（うん）
吉村：そういう時に会長さんはどの様に接するんですか？
会長：何もしないです。
大原：苦笑い
吉村：今回は1試合目だったのでオープニング後そのままリングに残ったんですか？
大原：いやオープニングが終わってとんぼ返りでバックヤードに帰りました。
吉村：そうするとその時(バックヤード)はまた嫌だなぁっていう感じなんですか？
大原：そうですね。で、入場曲がかかって「やるしかないか」って言う感じでした。
吉村：ウォーミングアップとかにそういった「嫌だなぁ」って気持ちは現れたりしないんですか？
大原：ウォーミングアップはガッチリやります。
吉村：その時はスイッチがしっかり入るんですね？
大原：その時はウォーミングアップの事だけ考えて、また終わったら終わったで「嫌だなぁ」って言う感じです。
吉村：大原選手は、自分でスイッチを入れられるんですか？会長が背中を「バン」っと叩くとかそういう事はありますか？
会長：そういうのは多少ありますけど、あとは本人次第なので。出来る奴は出来るし、出来ない奴は出来ないんで。
吉村：決まっていつも掛ける「言葉」はありますか？
会長：言葉とかはないですけど、試合前はやることはいくつかありますね。
吉村：それは載せれない（公にできない）ことですか？
会長：いや、結構当たり前の事なんですけど、キックだと息を抜く。あれなんて言うんだ？
大原：息を抜く。締めって感じですかね
会長：息を抜くっていうのがムエタイだとあって、それをやってます。
吉村：それをやると「リラックスできる」って言うことですか？
会長：リラックスじゃないなぁ。いや嫌だなぁって言う感じだと思います。試合しなきゃなんねーんだよな。って。
大原：嫌な気分に拍車がかかりますね。
吉村：え？拍車がかかるんですか？
大原：そうですね。試合の前しかやられないので。
吉村：なるほど！では、「いよいよのいよいよ」。って言う感じなんですね？
大原：そうですね。
吉村：それで入場になっていく。
大原：そうです。
吉村：試合が終わった後のインタビューで「リングが大きく感じなかった」と言っていましたがあれは心境的にリングの大きさを大きく感じなかったと言う意味ですか？
大原：うーん、気持ちもそうですけど想像以上に小さかったっていうのがありますね。
吉村：ではそれは気負ってるから大きいとか小さいという事ではなく、入ってみた実際の感覚として大きくなかったと言うことですか。
大原：そうですね。意外と小さいんだなと。
吉村：今回「投げ銭」の機能がありましたが実際投げ銭はありましたか？
大原：全く知らされてないんですよ。
吉村：なるほど。ではRIZINから後ほど連絡があるんですかね？
大原：そうじゃないでしょうか。
吉村：そこの結果気になりますよね？
大原：いやただ誰も入れてないと思いますよ。
会長：いや、（投げ銭）してるらしいよ。
大原：あっそうなんですね？
会長：俺何人か聞いてるよ。
大原：何人かいるみたいです（笑）身内だと思いますけど。
【試合映像振り返り】
試合映像を振り返るパートは割愛します。この記事の最後の動画でご覧ください。
RIZIN24「勝利のエレメント」
吉村：それでは最後に大原選手に伺います。この試合「勝利を引き寄せた要素」は何だったと思いますか？
大原：やっぱり必死。
やぶれかぶれ『最後まで必死だった』ことだと思います。
吉村：なるほど。ありがとうございます。
会長さんはどのようにお考えですか？
会長：勝ちたかった。
樹理の方が『勝ちたい気持ちが上だった』と言うことじゃないかなと思います。
吉村：なるほどありがとうございます。
大原樹理サブストーリー｜今後の展開
吉村：今後RIZINでの活躍も充分あり得ると思うんですが、そうなった時に対戦してみたい選手はいますか？
大原：基本言われれば（オファーは）断る事は無いんでしょうけど、五味（隆典）選手とやってみたいですね。
吉村：うおー！すごい！なるほど。そういえば矢地選手も対戦してますしね。
大原：そうですね。
吉村：五味選手と対戦してみたい理由は？
大原：小学校の頃からPRIDEを見ててすごいカッコイイと思うので。
吉村：敢えてぶつかってみたい？
大原：はい。
吉村：2020年残りあと2ヶ月となりましたがどのように過ごしたいですか？
大原：あと1試合やりたいなーと思ってます。
吉村：えー？そうなんですね？試合後のインタビューでは「少し休みたい」って言ってましたがそこからまた気持ちが変わったんですか？
会長：もう1週間休みましたし。
大原：もう1週間休んだんで。暇になっちゃったんで。
吉村：「休みたい」って言うのは1週間とかそういうスパンの話だったんですね（笑）
会長：いつもは3日なんですけど今回は「1週間休ませてくれ」って言うので1週間休ませたので。もう（いつもの）倍以上だよな？
大原：そうですね。
吉村：もう釣りも行けたし？
大原：3日、4日目でやることなくなっちゃったんで。
吉村：さっき言っていた減量の負荷が無いと言うこともありますか？
大原：それもありますね。
吉村：「やり切った達成感」で練習行くの面倒だなーとかならないんですか？
大原：無いですね。普段通り試合終えて、また練習に戻って。その繰り返しで来たんで。
吉村：それは最初に会長さんが言っていた「大原選手の良い所」ですよね？
会長：そうですね。
吉村：後先考えずに「あと1試合」しか出来ないとしたら、どの団体でどんな試合をしたいですか？
大原：DEEPでタイトルマッチがやりたいですね。
吉村：対戦相手は？
大原：武田（光司）選手で。
吉村：もしかしたらRIZINでって言う可能性もあると思いますが、その試合をやるんだったら
大原：DEEPでタイトルマッチがいいですね。
吉村：今の内容に凝縮されていたと思うんですが「今後の目標」を教えてください。
大原：やっぱりベルトを取ることですね。とにもかくにもベルトを取るって言う。
吉村：武田選手から奪い取りたい？
大原：（武田選手から）奪い取りたいです。
インタビューはこれで全て終了となります改めて見事な勝利おめでとうございました。
インタビューア：INAZUMA吉村 悟
「大原樹理｜RIZIN24「勝利を引き寄せたエレメント|結論編」は動画でもご覧いただけます。
取材を終えた「感想」
大原樹理選手はどんな質問に対しても少ない言葉数で淡々と答えてくれた。
そこには「おごり」や逆に「謙遜」もなく、その姿はあくまで自然体に見えた。
RIZINの看板選手の一人「矢地祐介選手」に【どんな戦略】で臨んだのか。
その答えも拍子抜けするほどシンプルだった。
大原選手は「必死」と言う言葉で表した。
シンプルな練習を積み上げ、実践（試合）を多くこなし、またすぐ練習に戻る。
そんな日々こそが大原選手の必死を生み出す「勝利のエレメント」なのかもしれないと思わされた。
そして、大原選手はきっと今日も「目標」に向かってコツコツ積み上げているのだろう。
最後に「お願い」
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それではまた次回の「INAZUMA-VOICE」をお楽しみに。
INAZUMA：ヨシムラ
【大原樹理｜RIZIN24「勝利を引き寄せたエレメント」】
・1話目：「大原樹理」が分かる１２の質問
・2話目：大原樹理｜RIZIN24「勝利を引き寄せたエレメント|準備期間編」
【関連情報】
【KIBAマーシャルアーツクラブ】
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